ユニバーサルデザイン

「できるだけ多くの人にとって使いやすい製品をつくりたい」

1990年、OXOはそんなユニバーサルデザインの理念の元で創業しました。100%すべての人にフィットする製品を作るということは不可能ですが、製品開発やデザインの初期段階で考えうるすべての消費者のニーズをなおざりにせず熟慮することで、結果として多くの消費者が快適に使うことのできる製品ができあがるのです。OXOにとっては、男女を問わず、お年寄りから子供まで、また左利きでも右利きでも、さらには身体が多少不自由な方にも、できるだけ簡単に使っていただけるような製品を開発することを意味します。

ユニバーサルデザインは、いたるところで目にすることができます。体に不自由な方と区別することなく、すべての人が共同で使えるエントランス、男女を問わず使用できる赤ちゃんのおむつ替えルーム、子供用トイレの施設、言語を問わず誰が見てもわかりやすいイラストを使用した標識など、ユニバーサルデザインは身近に多く存在しているのです。

ユニバーサルデザインを常に意識していると、おのずと違った角度から物事が見えてきます。私たちは、もっと使いやすい製品を作るという使命を果たすためにまず既存品(もちろんOXOの製品も含みます)の問題点、使い勝手の悪さや機能的に劣っているところを徹底的に洗い出します。その結果、既存品より明らかに使い勝手の良い製品だけが世に送り出されます。 OXOが毎年発表する50以上の製品の多くは、2年以上の歳月を費やして開発されたものです。中には陽の目を見ることの無い製品もありますが、そこには本当に納得できるものしか作らないというOXOの信念があるからです。

OXOにとってのユニバーサルデザインは、例えば片手で簡単に野菜の水切りができるサラダスピナーや、上から目盛りが読めるメジャーカップ(横についている目盛りを読むために、いちいち腰をかがめたり、持ち上げたりしなくてすむ優れもの)、また、注ぐときに自然に口が開くケトルなどに表現されています。そしてこれらOXOのキッチンツールすべてについている、余分な力を吸収する滑りにくいグリップも大きな特長です。

そんなOXOのユニバーサルデザインの理念は、家庭用品だけにとどまらず、現在では医療機器、オフィス用品などさまざまなカテゴリーへ広がり続けているのです。

手袋が片方だけ落ちているのを見つけて「これは誰のだろう?」と思った経験ありますよね?OXOではそうした手袋を見つけたら、拾ってニューヨーク本社に持ち帰り、会社の一番目立つ場所にディスプレイするようにしています。それは大きな手、小さな手、男性の手、女性の手、お年を召した方の手・・・さまざまな手に合った製品を作るという私たちの使命を忘れないためです。